Microsoftは、Windows 11版Microsoft TeamsにおけるAndroidスマートフォンとのSMS連携機能を2025年4月に廃止すると発表した。この機能は、Teamsの「チャット」内でAndroidのSMSを同期・送受信できるもので、PCから直接テキストメッセージのやり取りが可能だった。
廃止に伴い、Microsoftは代替手段として「Phone Link」アプリの利用を推奨している。これにより、Windowsユーザーは引き続きPC上でSMSの確認や返信が可能だ。なお、現在Teams内では機能終了を知らせる警告が表示されており、ユーザーは早めの移行準備が求められる。
Microsoft TeamsのAndroid SMS連携とは何だったのか

Microsoft TeamsのAndroid SMS連携機能は、スマートフォンのSMSをWindows 11のTeamsアプリ内で同期し、PCから直接メッセージを送受信できるものだった。この機能により、スマートフォンを手に取らずにPCからメッセージを確認・返信できるため、デスクワーク中でも効率的にコミュニケーションが取れた。
利用するには、Android 7.0以上のスマートフォンとWindows 11を搭載したPCが必要で、「Link to Windows」アプリをGoogle Playストアからインストールすることでセットアップが完了した。設定後は、Teams内の「チャット」セクションにSMSが同期され、新着メッセージの通知も受け取れる仕組みだった。
この機能は、Microsoftの「電話をリンクする(Link your phone)」というオプションを通じて動作しており、Windows標準の「Phone Link」とは別の経路でSMS連携を実現していた。しかし、Microsoftはこの機能の廃止を決定し、2025年4月をもってサポートを終了する予定である。
SMS連携の終了で変わるWindows 11の使い方
SMS連携機能が廃止されることで、Windows 11のユーザーは、PC上でSMSを管理するために別の手段を取る必要がある。Microsoftは公式に「Phone Link」アプリの利用を推奨しており、今後はこのアプリを通じてAndroidのSMSをPCで送受信する形になる。
「Phone Link」は、Windows 11に標準搭載されているアプリで、AndroidスマートフォンとPCをBluetoothまたはWi-Fi経由で接続することで、通知の同期やファイル転送、通話機能などを提供する。SMSの送受信機能も備えており、Teamsの代替手段として十分な機能を持っていると言える。
ただし、Teamsと比較すると、SMSの通知や同期の仕組みが異なるため、使い勝手が変わる可能性がある。特に、Teamsの「チャット」セクションに統合されていたSMSメッセージが、「Phone Link」では別のインターフェースで管理されることになるため、従来の操作に慣れていたユーザーには調整が必要かもしれない。
Microsoft Teamsの方向性と今後の展開
今回のSMS連携機能の廃止は、Microsoft Teamsの機能整理の一環と考えられる。Microsoftは最近、Teamsの一般向けバージョンとビジネス向けバージョンの統合を進めており、不要な機能を削減する動きが見られる。特に、Teamsは元々ビジネス向けのコラボレーションツールとして設計されており、個人向けの機能はSkypeやPhone Linkに統合される傾向が強まっている。
また、Teamsの最新アップデートでは、パフォーマンスの向上やUIの改善が進められており、企業向けの生産性ツールとしての役割がより強調されている。今回のSMS連携廃止も、その流れの一環として理解できるだろう。
今後、MicrosoftはTeamsをより企業向けに特化させつつ、個人向けのコミュニケーション機能をSkypeやPhone Linkへ移行させる可能性がある。ユーザーにとっては、新たな環境への適応が求められるが、Microsoftの意図を考えれば、最適化されたツールの選択が進んでいると見ることもできる。
Source:Windows Latest