Xiaomiが新たなRedmi Book Proを準備していることが判明した。Weiboで公開されたティーザー画像によると、2025年モデルとされる新型はIntel Core Ultra 5を搭載し、内蔵グラフィックスはIntel Arcとなるようだ。

また、リークされた映像では、アクションRPG『Black Myth: Wukong』を平均67fpsで動作させていることが確認され、処理性能の高さがうかがえる。さらに、ノートPCの壁紙にはXiaomiの電気自動車「Xiaomi SU7」が使用されており、ブランド全体の統一感が意識されている点も興味深い。

詳細なスペックや発売時期は未発表だが、最近発表されたRedmi Book 14/16(2025)に続くハイエンドモデルとして登場する可能性が高い。今後の追加情報に注目したい。

Intel Core Ultra 5とIntel Arcグラフィックスの実力とは

新たなRedmi Book Pro 2025には、Intel Core Ultra 5が搭載されることが明らかになった。Intelの最新世代プロセッサであるこのシリーズは、特にAI機能の強化が特徴とされ、従来モデルと比較して大幅なパフォーマンス向上が期待される。さらに、このノートPCにはIntel Arcグラフィックスが統合されていることが確認されており、外部GPUなしでも一定のゲーム性能が確保されているようだ。

注目すべき点は、リークされた映像において『Black Myth: Wukong』が平均67fpsで動作していたことだ。このタイトルは、美麗なグラフィックと高度な演算処理を必要とするアクションRPGであり、統合グラフィックスを採用するノートPCでは負荷が大きい。

しかし、Redmi Book Pro 2025は最高75fps、最低59fpsを記録しており、安定したパフォーマンスを発揮している。これがIntel Arcの実力なのか、それともXiaomi側のチューニングによるものなのかは現時点では不明だが、一定以上の快適なゲーム体験が可能であることは確かだ。

また、Intel Core Ultra 5がどの世代のものかは未確定だが、新しいアーキテクチャを採用している可能性が高い。Intelの近年の動向を考えると、低消費電力でありながら高パフォーマンスを実現する設計になっていると考えられる。統合グラフィックスの性能も向上しているとすれば、普段使いはもちろん、クリエイティブ用途や軽めのゲームでも快適に動作する可能性がある。

Xiaomi SU7の壁紙採用が示唆するもの

リークされたRedmi Book Pro 2025の画像では、デフォルトの壁紙にXiaomiの電気自動車「Xiaomi SU7」が採用されていた。この壁紙が単なるデザイン上の選択なのか、それとも何らかの関連性があるのかは不明だが、XiaomiがPCと自動車のエコシステムを意識していることは確かだ。

Xiaomi SU7は来月初めに正式発売される予定で、すでに中国国内では大きな話題を呼んでいる。スマートフォンやノートPCといったモバイルデバイスと自動車をシームレスに連携させる試みは、AppleやTeslaも推進しているが、Xiaomiがどこまで踏み込むのかが注目される。

仮にRedmi Book Pro 2025がXiaomi SU7と連携し、車両の状態確認やリモートコントロール機能をサポートするのであれば、新しいエコシステムの第一歩となるかもしれない。

さらに、XiaomiはこれまでスマートフォンとPCの連携機能を強化してきた経緯がある。自社製品間のシームレスなデータ共有やリモート操作機能を拡充してきたため、今後は電気自動車との統合も視野に入れている可能性が高い。壁紙の選択一つをとっても、単なるデザインではなく、ブランド戦略の一環として見ることができる。

Redmi Book Pro 2025の立ち位置と今後の展開

今回のリーク情報から、Redmi Book Pro 2025は従来のRedmi Book 14/16シリーズとは一線を画すハイエンドモデルとして位置づけられている可能性が高い。特に、Intel Core Ultra 5の搭載や高性能統合グラフィックスの採用は、これまでのRedmi Bookシリーズよりも性能を重視したモデルであることを示唆している。

これまでのRedmi Bookシリーズは、コストパフォーマンスを重視したミドルレンジのノートPCとして人気を集めてきた。

しかし、Redmi Book Proのラインはハイパフォーマンスを求めるユーザーにも対応できる仕様になってきており、今回のモデルもその流れを汲んでいると考えられる。特に、統合グラフィックスでありながらAAAタイトルのゲームを快適にプレイできる点は、従来のノートPC市場において大きなアドバンテージとなる。

今後、さらに詳細なスペック情報や、他の構成オプション(例えば、上位モデルの存在など)が明らかになる可能性がある。特に、ディスプレイのリフレッシュレートやバッテリー駆動時間、冷却機構といった部分がどのように進化しているかは重要なポイントとなるだろう。正式発表が待たれる中、Xiaomiがどのような形でこのモデルを市場に投入するのか、さらなる続報に注目したい。

Source:Gizmochina