世の中には多くの優れたWindowsノートPCが存在する。しかし、私はどんなに進化してもWindowsではなく、MacBookを手放すことはない。その理由は、長年使い続けてきた結果、信頼性や快適さがWindows機とは一線を画しているからである。ここでは、MacBookがどのようにして他のノートPCよりも優れているのか、その理由を掘り下げていく。

プレミアムで信頼性のあるビルド品質

Apple製品、とりわけMacBookは、常にプレミアムなビルド品質で知られている。2012年からMacBookを使い続けてきたが、どれも長年にわたり故障や不具合なく動作している。特にトラックパッドの操作性は他のノートPCと比較しても群を抜いており、そのガラス製の大きなトラックパッドは正確かつ滑らかで、作業をスムーズに進める。

また、2015年モデルのRetina MacBook Proは、多少の傷や衝撃にも耐え、今もなお快適に動作している。WindowsノートPCも最近では高品質なカーボンファイバー製のシャーシを採用するなど、ビルドの信頼性が向上しているが、Appleの品質には及ばない。

一方で、Appleはすべてのモデルで完璧な品質を実現しているわけではない。特に2015年から2019年にかけてのTouch Bar搭載モデルは、キーボードの信頼性に問題があった。しかし、Appleシリコン搭載の最新モデルではその問題も解決され、信頼性の高さが再確認されている。

安定したmacOSの体験

macOSは、その安定した動作で多くのユーザーから支持を集めている。長年MacBookとWindowsノートPCを併用してきた結果、macOSの安定性は群を抜いており、毎日の作業においてストレスフリーな体験を提供している。Windows 11が登場してからは、Microsoftも安定性を向上させてきたが、それでも時折発生するバグやパフォーマンスの低下には頭を悩ませることがある。

特に、Windowsではドライバーの問題や周辺機器の接続時に発生するトラブルが避けられないことが多い。それに対して、macOSは新しい周辺機器を接続しても問題が起こることはほとんどなく、再起動の頻度も少ない。さらに、長時間の使用でも動作速度に変化がない点がmacOSの大きな利点である。

Appleのソフトウェアチームが時折バグを見逃すこともあるが、それでもWindowsに比べて、全体的な安定性は高いと言える。

長時間持続するバッテリー性能

MacBookのバッテリー性能は、WindowsノートPCと比較しても圧倒的である。特にAppleシリコン搭載のモデルになってから、その差はさらに広がった。M1 Proチップを搭載した16インチMacBook Proは、外部モニターに接続し、複数のアプリを同時に使用しても、1日中バッテリーが持つほど優れた持続時間を誇る。

Intelチップを搭載していた頃から、WindowsノートPCよりもバッテリーの持ちは良かったが、Appleシリコンに移行してからはその性能が一段と向上している。WindowsノートPCもQualcommのARMベースのSnapdragon Xシリーズのチップを搭載することで、バッテリー寿命を改善してきたが、現時点ではMacBookのバッテリー性能には及ばない。

さらに、MacBookの充電器は、他のノートPCに比べて非常にコンパクトで軽量である。16インチMacBook Proの140W充電器ですら、持ち運びに不便を感じさせないサイズであり、これもまたWindowsノートPCとは一線を画するポイントである。

圧倒的な音質と優れたマイク性能

MacBookのもう一つの大きな強みは、その音質とマイク性能である。16インチMacBook Proのスピーカーは、そのコンパクトな筐体からは想像もできないほどの迫力あるサウンドを提供し、映画鑑賞や音楽再生時にBluetoothスピーカーに匹敵する音質を実現する。

また、MacBookには高品質なマイクアレイが搭載されており、特にProモデルではスタジオレベルの3つのマイクが内蔵されている。このため、リモート会議や音声録音時にもクリアな音質が確保できる。WindowsノートPCの中にも同様に高品質なサウンドシステムを搭載したものは存在するが、全体的なバランスで見るとMacBookには及ばない。

リモートワークが普及した現代において、優れた音質とマイク性能を備えたノートPCは必須とも言える。MacBookは、この点においても他のノートPCを凌駕している。