レノボは、次世代のハンドヘルドゲーミングPC「Legion Go Gen 2」と「Legion Go Lite」の開発を進めていることが明らかになった。
Legion Go Liteは、コストを抑えたモデルである可能性が高く、ディスプレイのサイズや解像度が下がる可能性がある。
一方、第2世代Legion Goは、AMDの次世代Ryzenプロセッサを搭載し、さらなるパフォーマンス向上を実現することが期待されている。
レノボの新型モデル、Legion Goシリーズに2つの追加
レノボは、次世代のハンドヘルドゲーミングPCとして「Legion Go Gen 2」と「Legion Go Lite」の2つの新モデルを開発中であることが確認された。これらのモデルは、すでに発売されている「Legion Go」のラインアップに加わるもので、より幅広いユーザーに向けた選択肢を提供することが期待されている。
Legion Goシリーズは、携帯型ゲーム機市場における競争力を高めるべく、独自のスペックと設計を持つことで注目を集めてきた。特に、オリジナルのLegion Goは、8.8インチの高解像度ディスプレイや、AMD Ryzenプロセッサなどを搭載し、高性能なゲーミング体験を提供している。
この新しいシリーズは、レノボが展開するハードウェアの一環として、さらなる市場シェア拡大を狙うものである。特に、ハンドヘルドゲーミングPCの分野において、スペックに基づくパフォーマンスの向上と価格帯の多様化が進んでおり、競合他社との違いを打ち出す戦略が見られる。Legion Go Gen 2とLegion Go Liteの登場により、今後の市場動向に注目が集まるだろう。
Legion Go Liteはコストを抑えたモデルか
Legion Go Liteは、名前から推測される通り、コストを抑えたエントリーレベルのモデルとなる可能性が高い。このモデルは、画面サイズや解像度を下げ、リフレッシュレートやストレージオプションなど、一部のハードウェア仕様を簡素化することで、価格を低く抑えることが目的とされている。
特に、従来のLegion Goが8.8インチのOLEDディスプレイを搭載していたのに対し、Liteバージョンでは、これよりも小型のディスプレイを採用するという噂がある。また、リフレッシュレートも144Hzから下がる可能性が指摘されており、この点でもLiteの「廉価版」としての位置づけが明確である。
ゲーミングPC市場では、ハイエンドのスペックを求めるユーザーだけでなく、予算を重視するユーザー層も存在しており、Legion Go Liteはこうしたニーズに応えるモデルとなるだろう。レノボは、これにより、幅広い価格帯で製品を展開し、市場シェアを拡大することを狙っている。
第2世代Legion Goは性能向上を期待
Legion Go Gen 2は、オリジナルモデルに対して性能が向上することが予想されている。特にプロセッサに関しては、AMDの次世代Ryzen Z2 Extremeチップが採用される可能性が高く、この新しいプロセッサによって、ゲームの処理能力やグラフィックス性能が大幅に強化されることが期待される。
ただし、このZ2 Extremeプロセッサは2025年に登場予定のため、レノボがその前にモデルをリリースする場合は、別のチップセットを採用する可能性もある。たとえば、AMDのStrix Pointプロセッサや、インテルのLunar Lakeチップなどが候補として挙げられている。
また、グラフィック性能の向上だけでなく、USB4対応の40Gbpsポートなど、周辺機器との互換性や拡張性も向上している点が注目される。これにより、ゲーム体験の快適さがさらに進化し、より多様なユーザーに対応できる設計となるだろう。
互換性と拡張性を提供する新しいUSB-Cドック
Legion Goシリーズの新しいUSB-Cドックは、拡張性を大幅に向上させるアクセサリーとして注目されている。このドックは、外部ディスプレイやイーサネットケーブル、USBデバイスを簡単に接続できるように設計されており、充電をしながらでも他のデバイスを使うことができる。
特に、このドックはLegion Go Gen 1だけでなく、今後登場するLegion Go Gen 2およびLegion Go Liteにも対応していることが確認されている。このことから、レノボが新型モデルでも互換性を重視していることがわかる。ユーザーにとっては、ハードウェアを買い替えた場合でも、既存のアクセサリーをそのまま利用できるメリットが大きい。
加えて、このドックは40GbpsのUSB4ポートに対応しており、これにより高速なデータ転送や、複数のデバイスを同時に利用する際のパフォーマンス向上が期待される。Legion Goシリーズ全体をさらに便利に使いこなすための必須アクセサリーと言えるだろう。